火を守ること
“伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない”
— グスタフ・マーラー (via maako)
(http://monocarky.tumblr.com/post/70969444808)
火は消えやすい。再びつけることの叶わない火を守る愚かさ。
火というのは、比喩として多く使われる。人間の衝動や情動というのも火や炎によく例えられるのは、「情熱」という言葉ひとつでよくわかる。
その火が聖火ランナーのように、絶えず火を次へ次へと継いでいくというのであれば、過去の遺物である灰を崇拝するのも愚かしいことではあるが、絶えず前へ火を送らねばならないというのも人の業である。